生きるとは日々を染めること

日記および過去の書き残し ぜんぶわたし

「生きるとは日々を染めること」

 

冬のボーナスでiPhone 15を買った。それまで使っていたXから、1.5倍の大幅レベルアップ。

Appleのなにやら便利なシステムを使って簡単にデータ移行できたはいいけれど、待ち受けもホーム画面も入ってるデータも、当然前の機種の状態そっくりそのまま、あまりに馴染みがあるもので、高くて新しいものを買ってやったという高揚感が全然ない。

ひとまず無秩序なホーム画面を整理でもするかという気になり、アプリをフォルダ分けしてみたり、使ってないのを消したりしていたら、はてなブログアプリの存在に気づいた。

あーーー、なんかコロナ禍に何かしら発信する場所がほしくていろんなSNSやらブログやらのアカウントを作った気がする。で、結局大半は動かさないまま終わった気がする。

ログインしてみたら、予想通り記事一覧は空っぽ。ブログタイトルに一文だけ。

「生きるとは日々を染めること」

おい、2020年の自分。

ちょっとだけいいこと言うやん。

 

時が流れて社会人になった私は、いまいち代わり映えのしない日々を過ごしてるよ。でも本当は、忙しいとか疲れたとかを言い訳にしてただただ毎日を消費するような生き方をしている自分のせいってことも気づいてる。

今年はたぶん今まで以上に忙しくなるけど、日々を彩るあれこれを見過ごさないできちんと書きとめておきたい。

毎日何かしらある、些細な出来事やふとした思考。何気ない会話。心の動き。

私にとって大切なはずのもの。

私の日々を、染めるもの。

掬いとろうとしなければ、何の色も残さず消えてしまうもの。

白くて柔らかい紙にぽたぽた色水が落ちてじゅわりじゅわりと滲むように、染まっていく日々を実感して過ごしたい。

2024年がおわる頃、振り返ったときどんなグラデーションになっているか楽しみ。